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カタコロン

火曜日。アドリア海を通り、船はギリシャのカタコロンへ。カタコロンはオリンピック発生の地、オリンピアの遺跡に近いリゾート地。8時に入港すると、港に沿ってカラフルなお店が並んでいるのが見えた。

今日はツアーバスに乗った方がよかったのだが、この船のツアー締め切りが2日前だというのに気がつかず個人行動になってしまった。はたしてオリンピア遺跡までたどりつけるのか?

ツアー客が降りてしまった9時頃、のんびり下船。のどかな町をぷらぷらと歩く。遺跡に行きたい連れが、店主にオリンピアへのバスとタクシー料金を聞く。往復で50ユーロくらいが相場と聞き、タクシー運ちゃんと交渉開始。60ユーロという彼に、50じゃなきゃ乗らないとつっぱねて交渉成立。BMWタクシーは港を出発した。

ところで港からバスでオリンピアまで行くと片道1時間かかると聞いていたのに、タクシー運ちゃんは「20分で行くよ」と言っていたのだが、タクシーが港を出発してすぐに謎はとけた。時速制限50キロと書いてある道をぶーんと130キロで飛ばしてる!!交通量が少ないとはいえ、そこそこカーブもあり、これは結構に怖い。遺跡に着くまでの20分強、車窓の風景を楽しむ余裕がないまま遺跡のある山に到着した。

オリンピア遺跡-ギリシャのペロポネソス半島西部にあり、古代オリンピック発祥の地。ここのヘラ神殿で今年のアテネオリンピックの聖火も採火された。

もっと言うと、今年の6月、不届き者の日本人観光客が遺跡から石を持ち帰ろうとして逮捕された場所だ。この事件があったせいか、クルーズの寄港地説明には「いかなるカバンも持って入ることは許されない」と書いてあったが、実際にはオリンピックも終了し熱も冷めたのか、特に注意されることはなかった。

広々とした遺跡は緑が多く、空気がおいしい。観光客らしい若者が、芝生の上で二人三脚レースをしていたのが印象的。1時間ほど遺跡を回り、再び時速130キロのBMWタクシーで船に戻りビュッフェでランチ。この船は毎日ランチのテーマが変わり、今日はカタコロンにちなんで「ギリシャデー」少しすっぱめの味付けの料理を何種類もとり、お腹一杯。時間があるので、船内の図書室でペーパーバックを借り、夕方再びジムに行って汗を流す。今日は船長主催のウエルカムガラパーティー。一応、おめかししてシアターに行くといきなりダンスパーティーが!スタッフが次々と女性客をステージにあげてスローなダンス。こういうとき、社交ダンスを習っておけばよかったなーと思うのだが、遅すぎ。

船長の簡単なあいさつを聞いて、ディナーレストランに移動し最初のガラディナー。そもそもあまり食べられないCATはメインすら注文せずに簡単にすませてしまったが、ロブスターを注文した人は「このロブスターは偽者だ!」と怒ってらしい。偽者っていうか冷凍だっただけみたいですが。次の日のメニューから「食材には冷凍も使うことがあります」という但し書きが入っていた(笑)

今晩のショーはおもしろそうではなかったので、適当に船内をうろついて就寝。

by rojineko | 2004-11-02 22:21 | Travel | Comments(0)

飼い主は元・遊牧民族 にいたん(バロン)は3度引っ越しし、2016年9月に血液透析&会陰尿道形成、2021年4月にSUBシステムを経験 妹(ひまわり)は爆裂娘!


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