路地猫のひとり言

バチカンデー②

朝8時45分。ようやくバチカン美術館が開館。50Mほどの列はさくさくと前に進んだ。美術館に入る寸前で、さっき列に入り込んできた「ミントいかが?」おばさんがカメラを構えた連れを目ざとく見つけ、「まあ!それがカメラ?何て小さいの。携帯電話見たいね。あなたもミントいかが?」と懐柔作戦に出た。それまでのやりとりを一部始終見ていた私達は苦笑するしかなし。こういう人って、どこでも強くたくましく生きていくのだろうな。

さて、バチカン。何もかもインフレ気味のイタリアでバチカンも例外ではなく(厳密にはイタリアじゃないという突っ込みななしにして)ガイドブックに書いてあった12ユーロの入館料は13ユーロに。オーディオガイドは5.5ユーロから6ユーロに値上げ。ケチな私達は2人で1台だけオーディオガイドを借りることに。

広い広いバチカン。全部を丁寧に見ていてはとても一日では回りきれないので、「絶対これは外せない」ところをピックしてとにかく前進。観光客は多いけれど、美術館の規模も大きいのでシスティーナ礼拝堂を除けば、絵が人で隠れて見えないということはなかった。とりあえず11時ごろには目ぼしい部屋をクリアしてカフェテリアまで到達。ピザとパニーニを食べて休憩し、出口へ。

ここでちょっと失敗。オーディオガイドを返す場所は「下の出口近く」と説明されたので、螺旋階段をぐるぐると一番下まで降りてしまったら、なんと返す場所は「螺旋階段を降りる前の一段だけ低くなっているところ」だったのだ。螺旋階段は一方通行。困ってうろうろしていると、ガードが「あっちだ、あっちだ」と出口を指す。入れないジャンと思いつつ、出口にいたスタッフに「オーディオガイドを返したい」と言うと、「じゃあ、こっち」と案内されたのは中に椅子まである金襴豪華なエレベータ。気がつかなかったのだが、足の悪い人などは螺旋階段を使わずにこのエレベータで出口まで出られたらしい。ここでいい気になるのがCATの悪いところ。オーディオガイドを返したあと、連真面目にもう一度螺旋階段を歩いて降りていった連れを横目に、CATはその豪華エレベータで出口まで戻ったのだった。

あるものは使わなきゃね。
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# by rojineko | 2004-10-25 22:23 | Travel | Comments(0)

ローマ2日目バチカンデー

昨日の夜、9時に床についたので今朝はすっきり、というか時差ぼけで朝6時前には目が覚めた。マニラではすでに正午だから目が覚めて当然か。今日は1日バチカンを見学する予定。ガイドブックにも「開館直後に入るべし」とあったし、昨日の110番バスで「イタリアの行列は半端じゃない」という実地経験があったので、朝7時の朝食時間と同時にブレックファストルームに降りていった。

イタリアは大抵のホテルで朝食が料金に入っている。このホテルベネチアも然り。パンとコーヒーだけの朝食を想像していたら、ちゃんとゆで卵やハム、チーズもあって嬉しい驚き。ウエイターさんがにっがーいイタリアコーヒーと温めたミルクをジャーに並々と入れて持ってきてくれた。

しかし、今日はのんびりしてはいられない。さくっと朝食を済ましてホテルを出発。テルミニ駅から地下鉄A線に乗り、Ottaviano駅へ。地図上ではバチカン美術館はもう一つ先のCipro駅のが近いのだが、行列はOttaviano駅側に延びるので手前の駅の方が歩く距離が短くなるのだった。

駅を降り、5分ほど歩いてバチカンに到着したのが8時すぎ。開館は8時45分でまだかなり時間があるのだが、すでに50Mほどの行列が出来ていた。ほんとに「イタリアはどこでも並ぶ」のだと実感。日本人、イタリア人、イギリス人、フランス人、みんな辛抱強く待っている。・・とそこへ、英語を話す1人の中年女性(たぶんアメリカ人)がやってきて、私達のすぐ後ろに立って待っていた若い女性ににこにこと話しかけ始めた。何となく耳に入っていた会話(というか中年女性が一方的に話していたのだが)は「まあ~、こんなとこで会うなんて奇遇ね」「ほんとにすごい列ね」「あなたに会えてよかったわ」というところ。たぶん、友達でも何でもなく、ただたまたまホテルが同じだったとか、どこかで道を聞いたとかその程度の知り合い。それでもこの中年女性、みんなの冷たい視線をものともせずに話し続け、挙句のはてには前後の人に「ミントはいかが?」と菓子をすすめ出し、そのまま居座ってしまった。

その頃には列は倍ほどにも延びていたのだから、この中年女性の戦法は素晴らしいとも言えるのだけど、ほんとに「おばさんは怖い」の一幕であった。
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# by rojineko | 2004-10-25 21:22 | Travel | Comments(0)

ローマ1日目最初の失敗

午前10時、シャワーですっきりした私達はホテルをあとにテルミニ駅に向かった。今ふりかえると何てことはなかったのだが、日本のガイドブックで「ローマのバス地下鉄は怖い」という固定観念を植え付けられていた私達は普段の旅行ならば利用しないであろう観光客用のバス「市内観光ツアー110番」乗り場へ向かっていた。これは要はロンドンに走っているようなオープンバスで市内の名所をぐるぐる回る乗り降り自由なバス。

このバスを利用しようとしたことが私達の第一の失敗だった。

何せチケットを買うまでに40分並び、バスに乗れるまでにさらに1時間以上も待つ羽目になったのだから!!

そう。確かにバスは20分ごとにやってくる。でも朝一番で駅を出て、バチカンあたりを観光して乗り込んできた観光客は駅まで戻ってきてもバスからは降りない。客が降りなければ次の客はバスには乗れない。そんな悪循環の重なりで、何度バスがやってきても列はびくともしない。

ようやくバスに乗れたのはすでにお昼過ぎ。途中で降りていたら確実に乗れなさそうだったので、名所にやってきてもそのまま乗り続け、とにかく市内をぐるりとめぐる。録音ながらも日本語の説明もあるので、確かに乗ってしまえばこれほど安上がりな観光バスはないんだが、乗るまでが長すぎ。平日だったら少しはマシだったのか?

ポポロ広場あたりまで来たところでようやく下車し、「ローマの休日」でジョーが住んでいたアパートのあるマルグッタ通り51番地を目指す。小さなアトリエやギャラリーが続く小道の先にそれはあった。あったにはあった、というべきか。今でも普通のアパートとして使われているその建物は、私達が訪れたときには固く扉が閉められ、中の庭も玄関も何も見えない建物だった。唯一、51Aという住所表示だけが映画のままだったのだが。

がっかりした私達は、少し人通りの多いBabuino通りに出てスペイン階段へ歩く途中で日本人の中年女性に呼び止められた。びっくりしたのだが、通り沿いにあるカフェのオーナーとのことだった。バスを待ってお昼も食べていなかった私達はすでに気力もなくなっていたので、彼女に誘われるままにカフェに入りローマで最初のランチをとったのだった。忙しそうな彼女とは特に話もできなかったが、どうしてローマに来てこのカフェのオーナーになったのか聞いてみたら結構におもしろかったに違いない。

パニーニで元気を取り戻した私達はスペイン階段からトレビの泉を経て、おしゃれな店の立ち並ぶコルソ通りを歩いてベネチア広場へ。ここで110番バスに乗って駅まで帰ろうという寸法だった。

が、案の定110番バスは大混雑。バスがやってきても空きがないのでまるで乗り込めない状態が続いた。このバスがだめだったら普通のバスで帰ろう、とあきらめかけた頃にようやく乗客が降りるバスがやってきた。やれやれと乗り込む私達。同時にドライバーが運転席から降りて外で中年のおじさんと熱っぽく話し始めた。

3分経過
5分経過・・時間待ちなのかな?
10分経過・・なんだ?
15分経過・・・おいおい!!

乗客の視線が冷たくドライバーに注がれ始めた頃、ようやく彼はのんびりと運転席に戻ってきてバスは発車。でも通ってる道が渡されたマップにあるのとは違う!ええーー!!こんなのありかあ?抜かされてしまったバス停で待っていた人は一体どうなったんだろうと思いつつバスはテルミニ駅に向かった。

まだ5時前。でも私達の体では夜11時。時差ぼけがボディーブローのように効いてきた私達は、早くからあいているホテル近くのチャイナレストランで軽めの夕食をとり(普通のイタリア人の夕食は8時過ぎ)泥のように眠りこけたのだった。
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# by rojineko | 2004-10-24 22:19 | Travel | Comments(0)



11歳のむっちりトンキはドンくさい?!飼い主は遊牧民族。名古屋、京都、東京、マニラ、鹿児島、福岡と住んだ土地は数知れず。この春から秋田と東京のバラバラ生活始まりました!
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