路地猫のひとり言

フィレンチェ到着~ピサへ

10時5分にローマ駅を出発したユーロスターはほぼ定刻の11時45分にフィレンチェ駅に着いた。車内では日本人の姿もちらほら。あの人たちも私達のようにドタキャンにあったのかしら、と考える。

フィレンチェ駅はテルミニ駅ほど大きくはないが、それでも出口付近はすごい人でごった返してる。人ごみを掻き分けながら出口に出て、予約したホテルを探す。今回のホテルはDomus Florentiae。駅の近くにあったのと価格の手頃さだけで選んだホテルだった。5分ほど歩いてホテルを見つける。レセプションは2階らしく、1階は何やら工事道具が積み上げられていた。ぱっと見、軍服のようにみえる制服を着たお兄さんにプリントアウトを差し出し、予約してあることを告げる。残念ながら、今回は部屋がまだ用意できていないということだった。荷物は預かってくれるというので、スーツケースを託してホテルを後にした。

ピサまではローカル電車で40分ほど。ごった返すフィレンチェ駅の構内掲示板でどうにか乗るべき電車を見つけた私達、チケットを買う段階になってはて?テルミニ駅ほど大きくないこの駅のチケットオフィスは1箇所だけ。でもそこは長蛇の列。横にある自動券売機にもずらり。とにかく1人がチケットオフィスの列に、もう1人が券売機の前に並び順番を待つことにしたが、どちらの列もなかなか進まない。そのうち、券売機側に並んでいたCATがふと横のTabacciに目をやると「Treni Ticket」の文字が!もしやあそこでチケットが買える?まだ後ろに大して人も並んでいなかったので、走ってTabacciまで行って「ピサまでのチケット買える?」と聞いてみる。「Si(はい)」。フィレンチェからピサまでは1人5ユーロ。どうやらこの駅では近距離のチケットはTabacciに販売委託しているようだ。(ピサ駅ではだめだった)

無事チケットを入手した私達は、まるで盲腸のように端っこにくっついたピサ行き電車の発番線1Aまで走り、大慌てでvalidation(検札)を済ませて列車に飛び乗った。12時25分発。お昼時のローカル電車は、私達のようにピサを目指す観光客と大学生らしきイタリア人の客で混雑していたけれど、どうにか空いた座席を見つけることができた。学生達が途中駅で降りたところで、またも事件発生。私達の車両の真下からもうもうと煙が上がり始めたのだ!

アルケオバスの再来?焦る私達。同じ車両に乗っていたアメリカ人らしき家族は窓の外を眺めて首を横にふっている。しばらくして駅員がやってきたが、どうやら降りた乗客が火のついたタバコか何かを線路に投げ捨てただけだったようで、電車はすぐに発車した。

13時30分。ピサ駅到着。ピサの斜塔まではバスでも行けるけれど、朝から電車に乗りっぱなしだった私達は20分ほどの道のりをぷらぷらと歩いて向かった。ピサの斜塔-世界中の人が知っている例の傾いた塔-があるのだから、すごい人だろうと思っていたら、意外に静かな町。目抜き通りのイタリア通りには小奇麗な店が並んでいるけれど、客引きもないし、ミサンガ売りもジプシーもいない。リラックスして散歩を楽しみ、アルノ川を渡ってすぐの店でファゴットという中にチーズや野菜をはさんだホットサンドイッチを食べてお腹を満たしてカルドウッチ通りをピサの斜塔を目指していった。

斜塔が見えてくると、連れはカメラ小僧に変身。いろんな角度から斜塔をとってはしゃいでいる。

斜塔のあるドウモ広場はさすがに人が多い。日本人の観光客はツアーバスで一気にここまで来てしまうのだろうか。番号が書かれた大きなしゃもじのようなサインを持ったガイドに連れられたグループがあちこちにいる。どうも何かのクルーズ船のツアーらしい。ジェノバあたりに入港して、ここまでバスでやってきたのだろうか?

斜塔の中の見学は高かったのでパスし、外から写真をとりまくり、連れは横のドウオモを見学。私は広場の階段に腰掛けてぼーっと人間観察。どこの国の人も斜塔と同じように体を傾けたり、斜塔を手で支えるようにして写真をとっているのがほほえましい。ローマの「真実の口」に手をつっこむようにこれは世界共通のお約束なのね。

満足した私達は、今度はローマ通りを通って駅に戻り、窓口で帰りの切符を買ってフィレンチェ駅へ戻った。
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# by rojineko | 2004-10-27 21:50 | Travel | Comments(0)

イタリア国鉄の洗礼パート2(ローマからフィレンチェへ)

昨日の晩、夕食も食べずに寝てしまった私達。さすがにお腹がすいた。ホテルのブレックファストルームで朝食をお腹一杯に食べて8時半にチェックアウト。フィレンチェ行きのユーロスターは9時半発なので、ちょっと時間があったけれど、駅構内は広いので余裕を見て早くでた。

テルミナ駅東口にある巨大な電子掲示板で目的の電車を探す私達。「あれ、まだ番線が出てないね」「まだ早いから決まってないのかな」

たぶんいつも通りのことなんだろうけど、他の電車も軒並み「10分遅れ」「20分遅れ」の表示が並んでいた。「前の電車が遅れているから、番線決まらないんだね」とのん気に構える私達。

9時。
9時15分。
9時25分。

まだ番線は表示されない。いい加減焦りがピークに達した頃、それは起こった。

それまで番線表示こそなかったけれど、ちゃんと「9時半発 ユーロスター ミラノ行き」とあった表示が、表示ごとそっくりそのまま消えてしまったのだ!!

な、なんだーー??

昨日のチケット変更で経験値が上がっていた連れが「人がたまらないうちに動こう」と真後ろのClub Eurostarオフィスへ早足で向かう。オフィスには昨日の「できない」お姉さんの姿があったけれど、ラッキーにも別のおばさん職員に当たった。焦りを抑えつつ「私達の電車が消えちゃったんですけど!」とチケットを差し出す。

ため息をつくおばさん。「あなた達の電車はキャンセルになりました。」

えーー!!だってさっきまでちゃんと表示あったのに!

「どうして?」とつっこむ連れを無視して、おばさん、さくさくと次の列車のチケットを発行し、「10時5分発の電車はちゃんと出るから、これに乗ってって」

たぶん前の電車が続々と遅れたので、9時半と10時5分の2本を運行するのは無駄だと判断して間引き運転をしたのだろうけど、「それってありかい?」

昨日に引き続き、イタリア国鉄の洗礼を受けた二人だった。
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# by rojineko | 2004-10-27 21:39 | Travel | Comments(0)

イタリア国鉄の洗礼パート1(ローマ3日目②)

バスの故障でアッピア旧街道をゆっくりと見ることはできなかったけど、とりあえず車窓からの風景は楽しめた。ベネチア広場でおりてしまった例のイギリス人3人家族の強硬な主張でバス代も返って来たし(そういえば彼らは払い戻しできたんだろうか?)ランチだ、ランチ。

でもその前に、明日の電車の予約を換えておこうとテルミナ駅構内に入った私達。ここに限らず、イタリア国鉄の窓口は細分化されすぎていて非常にわかりにくい。インフォメーションですら、国鉄関係のiと観光局関係のiがあって、観光局関係のiに行ってしまうと当然電車の情報は得られない。悩んだ私達、とりあえず一番すいていたClub Eurostarの窓口をトライしてみることにした。2等とはいえ、Eurostarに乗るのだし間違ってはいないはず。2人ほど順番を待って窓口のお姉さんに「インターネットで明日のチケットを買ったんだけど、早い電車に換えられますか?」と(英語で)聞いてみる。「チケットは?」とお姉さん。「チケットレス路線なのでこのメールの打ち出しだけです。」とプリントアウトを差し出す私。しばらくプリントアウトをながめていた彼女、鉛筆で何やら数字を書き込み一言「これはココに電話して。」

え?電話?でも私達今、駅にいるのよね?
私「駅でできないんですか?」
彼女「駅のどこででもできない。電話だけよ。はい、次の人!」

・・・・・

ネットでとったからネット上でしか変更ができない、という予約システムもあるにはあるけど、イタリアを個人旅行した人のページで「駅で変更した」という記述が確かにあったはず。できないはずはないんだが。疑いつつも、彼女はとりつくしまがない。ここはひとまず引っ込んで策を練るか。とりあえず腹がへっては戦ができぬ。ランチだ、ランチ。

昨日夕食を食べに出たときに駅西口に見つけたチェーン店「Pastarito Pizzarito」に行ってみる。ランチタイムも早くから開いているし、パスタとソースを選んで注文する形なので楽しい。マルガリータピザ、ガーリックとオリーブオイルのパスタ、ガッサータ(炭酸入りの甘くない水)を注文して13ユーロ。安い、安い。ピザは薄焼きでかりかり。パスタもアルデンテで美味。

満足した私達は、再度テルミナ駅へ。「とにかくもう1人聞いてみよう」と今度は国鉄系のiを目指す。観光客が多いこのiは銀行のように番号札を引いて順番を待つ仕組みだった。ちょっと滅入る。でも少しでもローマを早く出発してフィレンチェに向かい、ピサまで行ってきたい。気を取り直して番号札を引いた。15分ほどして順番になった。今度は中年のおじさん。「イタリアは対決しては損なんじゃ」と思い始めてきたCAT。にっこり笑顔で下手に出る。「ボンジョールノ。ちょっとお伺いしたいのですが。明日のユーロスターをインターネットで買いました。早い電車に換えたいんです。どうしたらいいんでしょうか~?」Club EurostarでNoと言われたことはもちろんナイショだ。

またプリントアウトをちらっとみたおじさん、表情もかえずにぼそっと一言。「できるよ。チケットオフィスね」

・・・やっぱ、できんじゃん。

でもiじゃやってくれんのかい。端末あるのにな。さっきから何回も停電になって、そのたびに立ち上げなおしてるけどさ。まあ、仕方ない。じゃ、チケットオフィスに行こうとiを出る私達。iと同じように番号札を引いて待つタイプのチケットオフィスに行ってみる。

10分
20分
30分
・・・・

結局1時間ほど待たされてようやく順番。同じことをカウンターのおばさんに説明。プリントアウトを見たおばさん、まずは端末でもとの電車のチケットを発行し、私達にどの電車にしたいのかを確認したあとで新しいチケットを発行してくれた。所要3分。

最初のClub Eurostarのお姉さんが、同じことをしてくれたらこの駅での2時間ほどのロスタイムはなかったはず。「たぶん面倒くさかったんだろうな」というのが私達の結論。はあ~。

駅構内のジェラテリアでローマ人好みのナテラwith生クリームトッピングのジェラートを買い、ホテルに戻った私達。荷物のパッキングが終わった頃には疲れ果て、夕食も食べずに眠ってしまったのであった。
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# by rojineko | 2004-10-26 21:40 | Travel | Comments(0)



11歳のむっちりトンキはドンくさい?!飼い主は遊牧民族。名古屋、京都、東京、マニラ、鹿児島、福岡と住んだ土地は数知れず。この春から秋田と東京のバラバラ生活始まりました!
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