路地猫のひとり言

ローマ1日目最初の失敗

午前10時、シャワーですっきりした私達はホテルをあとにテルミニ駅に向かった。今ふりかえると何てことはなかったのだが、日本のガイドブックで「ローマのバス地下鉄は怖い」という固定観念を植え付けられていた私達は普段の旅行ならば利用しないであろう観光客用のバス「市内観光ツアー110番」乗り場へ向かっていた。これは要はロンドンに走っているようなオープンバスで市内の名所をぐるぐる回る乗り降り自由なバス。

このバスを利用しようとしたことが私達の第一の失敗だった。

何せチケットを買うまでに40分並び、バスに乗れるまでにさらに1時間以上も待つ羽目になったのだから!!

そう。確かにバスは20分ごとにやってくる。でも朝一番で駅を出て、バチカンあたりを観光して乗り込んできた観光客は駅まで戻ってきてもバスからは降りない。客が降りなければ次の客はバスには乗れない。そんな悪循環の重なりで、何度バスがやってきても列はびくともしない。

ようやくバスに乗れたのはすでにお昼過ぎ。途中で降りていたら確実に乗れなさそうだったので、名所にやってきてもそのまま乗り続け、とにかく市内をぐるりとめぐる。録音ながらも日本語の説明もあるので、確かに乗ってしまえばこれほど安上がりな観光バスはないんだが、乗るまでが長すぎ。平日だったら少しはマシだったのか?

ポポロ広場あたりまで来たところでようやく下車し、「ローマの休日」でジョーが住んでいたアパートのあるマルグッタ通り51番地を目指す。小さなアトリエやギャラリーが続く小道の先にそれはあった。あったにはあった、というべきか。今でも普通のアパートとして使われているその建物は、私達が訪れたときには固く扉が閉められ、中の庭も玄関も何も見えない建物だった。唯一、51Aという住所表示だけが映画のままだったのだが。

がっかりした私達は、少し人通りの多いBabuino通りに出てスペイン階段へ歩く途中で日本人の中年女性に呼び止められた。びっくりしたのだが、通り沿いにあるカフェのオーナーとのことだった。バスを待ってお昼も食べていなかった私達はすでに気力もなくなっていたので、彼女に誘われるままにカフェに入りローマで最初のランチをとったのだった。忙しそうな彼女とは特に話もできなかったが、どうしてローマに来てこのカフェのオーナーになったのか聞いてみたら結構におもしろかったに違いない。

パニーニで元気を取り戻した私達はスペイン階段からトレビの泉を経て、おしゃれな店の立ち並ぶコルソ通りを歩いてベネチア広場へ。ここで110番バスに乗って駅まで帰ろうという寸法だった。

が、案の定110番バスは大混雑。バスがやってきても空きがないのでまるで乗り込めない状態が続いた。このバスがだめだったら普通のバスで帰ろう、とあきらめかけた頃にようやく乗客が降りるバスがやってきた。やれやれと乗り込む私達。同時にドライバーが運転席から降りて外で中年のおじさんと熱っぽく話し始めた。

3分経過
5分経過・・時間待ちなのかな?
10分経過・・なんだ?
15分経過・・・おいおい!!

乗客の視線が冷たくドライバーに注がれ始めた頃、ようやく彼はのんびりと運転席に戻ってきてバスは発車。でも通ってる道が渡されたマップにあるのとは違う!ええーー!!こんなのありかあ?抜かされてしまったバス停で待っていた人は一体どうなったんだろうと思いつつバスはテルミニ駅に向かった。

まだ5時前。でも私達の体では夜11時。時差ぼけがボディーブローのように効いてきた私達は、早くからあいているホテル近くのチャイナレストランで軽めの夕食をとり(普通のイタリア人の夕食は8時過ぎ)泥のように眠りこけたのだった。
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by rojineko | 2004-10-24 22:19 | Travel | Comments(0)
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12歳のむっちりトンキはドンくさい?!飼い主は遊牧民族。名古屋、京都、東京、マニラ、鹿児島、福岡と住んだ土地は数知れず。この秋まさかの新入り登場です
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あはは( *´艸`) ..
by Mew at 22:18
2匹とも相性良くなりまし..
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路地猫様 ハハハ~..
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